なにげなく使っている言葉で常識だと思っている言葉が私たちの業界以外から見たときに良く分からないという質問を受けます。今日はそのなかから取上げて見ます。
開発と運用の違い
○開発
広辞苑を引いてみると①(天然資源を)生活に役立つようにすること。 ②実用化すること(新製品を開発する)。 ③知識を開き導くこと。などとありますが、私たちの業界ではコンピュータで動作するソフトウェアを作ることを指します。8月23日に記述した受託開発がこれにあたります。お客様の要望を聞いてから製品を作り納品するまでの工程となります。
○運用
同じく広辞苑で引いてみると『うまく機能を働かせ用いること。活用。』「法の運用」、「資金を有効に運用する」と使いかたがあります。私たちの業界では、社内、社外の仕事(業務)をコンピューターを利用して結果をだす時、そのコンピュータを活用することになります。このときに処理を実行する指示をコンピュータにだしたり、処理の実行結果を確認し、何かエラーが発生したりしたときに適切な処置をしたりすることを運用といいます。パソコンが導入される前の大型コンピュータ時代には24時間コンピュータを運用する要員がいました。現在はサーバーも小さくなりほとんどの処理が自動でできるようになり、常にコンピューターを管理しなくても問題なく動くシステムになっていますので、運用といっても運用とエンドユーザーのサポートを兼任するような仕事となっています。