今日1月26日は文化財防災デーです。定められたいきさつは1949年のこの日、法隆寺金堂火災があり、当時現存する世界最古の木造建築だった法隆寺金堂(7世紀末建立)から火が出て、内陣47坪が全焼しました。とりわけ、壁画は敦煌のそれにも優るとも劣らない世界的な遺産だっただけに、痛恨の消失となりました。この反省から翌1950年に文化財保護法が成立しました。1955年、文化庁と消防庁がこの日を文化財防火デーと定めたそうです。
さて、前回までは仕事の魅力度図の説明をしてきました。今回はその続きからはじめたいと思います。
(参考文献:働くことの意味がわかる本 飯田史彦著)
前回までに説明した、五つの分類の中でもっとも「やりがいがある」仕事はどれかについて考えてみたいと思います。
やりがいがある仕事を考えるとき、その人の価値観や周囲の状況によりますが、多くの人にとって「やりがいがある」のは、「ハイコスト・ハイリターンな仕事」ではないでしょうか。
なぜなら、「やりがい」は、より困難なことに挑戦して成功するほど、大きくなるからです。また同時に、誰にでもできることではなく、自分だからこそ可能なことを成し遂げることによって、充実感も大きくなるのではないでしょうか。
但し、その仕事をおこなっても、お金にならず、楽しくもないのでは、「やりがい」は得られません。少なくとも、金銭的あるいは精神的な見返りのどちらかを十分得ることができれば、「がんばって良かった」という気持ちも大きくなるでしょう。
一般的には、「自分にふさわしい、より困難な仕事で、しかも成功すれば大きな報酬が得られるような仕事」ほで、「やりがいのある仕事」だということができるのです。