やる気を起す遺伝子その5

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明日は五節句の一つ七夕です。あいにく梅雨時で星をながめることもできませんが、雲の上では彦星と織姫が年に一度の逢瀬を楽しんでいることでしょう。

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参考文献は東京大学超人気講義録より 遺伝子が明かす脳と心のからくりです。

発行所は株式会社 羊 土 社 ですので詳しく知りたい方は購入してみてください。

やる気を起す遺伝子!

前回は覚醒剤と意欲がどこで結びつくかということについてお話しました。

今回も、同じで意欲の証明から始めめたいと思います。

ドーパミンは脳の中にあるのですが、特に黒質と呼ばれるいる部分に非常に多く、この黒質のドーパミンが不足しておるため非常に動きが悪くなっていることがわかりました。また、ドーパミンを補充してやると震えが止まると言うこともわかってきました。

そのときただ補充するのではなくて、ドーパミンはL・ドーパーという物質から体の中で作られるのですが、このL・ドーパーを投与すると非常に治りがよく、一時的にも非常に動きがよくなることがわかってきました。

直接ドーパミンを投与しない理由は、ドーパミンは脳の中に入っていかないからだそうです。
ところがL・ドーパーは体の中に入っていき、脳の中でドーパミンが作られます。

2~3時間後に作られますので、注射して2時間後くらいからだんだん動きがよくなってきます。このことからも脳の中のドーパミンという物質がこのパーキンソン病の原因だということがわかってきたのです。

このパーソンキン病の人は知的機能はほとんど正常なのですが、一番大きな特徴として何かを自発的にやるということがありません。自発行動と呼ばれている「新しいことを何か始める」という意欲が少ないのです。このことがパーソンイキン病の特徴です。

ドーパミンが不足することで自発行動が少なくなるということは、明らかに人間の意欲にはドーパミンが関与している、ということがこのパーソンキン病から結論づけられたそうです。

途中ですが、このつづきは次回に報告します。

今日はここまで。

ありがとうございました。

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