士は自らを知る者のために死す

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このブログは私が「嬉しい、楽しい、幸せを」実践するために、参考になる本より気にいったフレーズや文章を取上げて書いています。

今回参考にしている本は「永松 茂久」さんの「斉藤一人の人を動かす」です

【士は自らを知る者のために死す】

重要感の大きさが分かるこんな話があります。

昔の中国の話で・・・・

「昔中国に優しい殿様がいた。

この殿様はこの時代の権力者にしては珍しく、

身分に関係なく優秀で人間性の良い人を登用する人だった。

当時の中国は身分差別が激しく実力なんかは出世にほとんど関係なかったから、

この殿様は一般から見ると大変変わった方だと評判だった。

この殿様のもとで、身分に恵まれないある優秀な青年が、

この殿様に見込まれて重要な役職に登用された。

彼はぐんぐん頭角を現し、他国にもその青年の名が知れ渡っていった。

けれど、よその国と戦争が起きてその殿様は負けてしまった。

青年も当然、囚われの身となった。

処刑の場で、勝った国の殿様が青年にこう言いました。

「おまえは優秀な人間だ。

どうだ? 降伏して私の部下になればもっと良い待遇でさらにいい地位につけてらろう」

すると、青年はこう叫んだ。

「それはできない、わが殿は俺がなにもない頃から声をかけてくださり、

なにもない俺のことを理解し、登用してくださった。

おまえ(敵国の殿様」にあの器があるか!

この人を裏切るなら俺は死んだほうがましだ。

俺の殿はあの方一人だ。さあ殺せ!」

この言葉を残して青年は処刑された。

「なんて純粋な青年なんだ」

処刑した敵の殿様も敵側もみんな彼の純粋な気持ちに涙をこらえきれなかった。

その青年に敬意を評し、彼の遺体はしっかり葬った。


「人は自分のことを認めてくれた人のために忠義を尽くす」

これは昔から変わらない、普遍の真理です。

認められるためにがんばる。

時には自分を認めてくれた人のために命を投げ出すことまである。

それだけ重要感というのは大きい。


今日はここまで  続きは次回にて。

ありがとうございました。

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